漢方とは
当院は、ご希望する患者様に保険診療にて、漢方薬を使った治療を行っております。漢方には、人間に元々備わっているという「自然治癒力」を高めてくれるほか、免疫力を高め、病気になりにくい体質に改善する効果があると言われています。
注目を集めつつある漢方
現在の医療は西洋医学が中心ですが、それでも漢方の良さというのは再認識されつつあり、大学の医学部の講義でも必修科目となっています。
また、漢方は西洋医学と相反するものではありません。むしろ、西洋医学的な手法を存分に活かしつつ、併用する形で漢方治療を受けることも可能です。
漢方は、効くのが遅い、保険が利かないというイメージをお持ちの方もいるかと思われますが、風邪などの急性症状に対して速効性がみられたり、健康保険適用の漢方製剤も多く出回っています。そのため治療法の一つとして多くの注目を集めるようになりました。
漢方処方について
漢方薬は、一人一人の自然治癒力を高めるので、病名だけで診断するのではなく、体質や病気の状態によって最適な薬を選び、使い分けることが必要となります。そのため抗生物質の処方とは異なります。
つまり、ある人と同じ症状だからと同じ漢方薬を処方したとしても、人によって効いたり効かなかったりするということです。したがって、その人に合った漢方薬を、その人に合った飲み方で使う必要があるのです。
処方については、漢方薬だけを数種類組み合わせる方法、西洋医学の治療薬と併用する方法など、一つの症状でも、患者様お一人お一人、それぞれ異なってきますし、同じ患者様でも体調の変化により処方は変わってきます。漢方では、病態と体質の双方を考慮に入れながら、その時々の処方をいたします。お気軽にご相談ください。